Nature ハイライト 宇宙:注目すべき巨大地球型惑星 2009年12月17日 Nature 462, 7275 「巨大地球型惑星」とは、地球の2〜10倍程度の質量をもつ太陽系外惑星で、「木星型惑星」と見なすには小さすぎるものを指す。最終的には40 cmの望遠鏡8つを一組として使う予定のMEarthプロジェクトは、現在はそのうちの2つだけを使って観測を行っているが、太陽系近傍にある低質量星の前面を通過(トランジット)する巨大地球型惑星(GJ 1214b)を検出した。GJ 1214bは、地球の6.55倍の質量をもち、大きさは地球半径の2.68倍である。主星は小さく、13パーセクしか離れていないので、現在の観測法で惑星大気を直接調べることができる。 2009年12月17日号の Nature ハイライト 地球:海水準上昇に関するモデル 遺伝:変異の親起源と発症リスク 細胞:SUMOとDNA修復 宇宙:注目すべき巨大地球型惑星 宇宙:カイパーベルト天体による星食 顕微鏡法:電子と光子を使う顕微鏡 地球:矛盾する断層の弱さ 神経:記憶にかかわるシナプス構造 目次へ戻る