Nature ハイライト 細胞:血管形成を促すタンパク質 2004年4月15日 Nature 428, 6984 血管の形成に寄与しているらしい、ある重要なタンパク質が見つかった。この発見により、血管の発生に関する理解が大きく進むことになり、血管疾患の新しい治療法の開発に役立つ可能性がある。血管の管状構造形成の分子基盤は、これまでほとんどわかっていなかった。今回、W Yeたちは、血管を裏打ちする細胞で作られる分泌因子EGFL7を同定し、これが血管発生の重要な段階を調節していると報告している。Egfl7機能を欠失したゼブラフィッシュ胚では、血管形成が阻害される。今回の研究で、血管形成に特異的かつ重要な段階を制御する分子が明らかになった。 2004年4月15日号の Nature ハイライト 進化:進化の遺伝学の釣果 宇宙:巨大ブラックホールを作るには 動物行動:恋人募集中のオスはマメであれ 細胞:血管形成を促すタンパク質 神経:視覚記憶にかかわるニューロン 動物行動:チンパンジーでも娘は母をまねる 目次へ戻る