Nature ハイライト

細胞:動原体–微小管結合の安定性

Nature 468, 7323

動原体はセントロメアDNA上に形成される大型のタンパク質複合体で、染色体の分離を仲介する。これまで数十年にわたって、機能をもった動原体全体の単離が試みられてきたが、成功していなかった。今回S Bigginsたちは、機能をもった動原体の精製に初めて成功した。さらに、動原体粒子が重合、脱重合する微小管と耐荷重接着を維持し、張力がその接着の寿命を直接的に延ばすことも明らかにしている。これらの結果は、張力が動原体と微小管との結合を選択的に安定化することを示す証拠となる。

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