Nature ハイライト

構造生物学:ロドプシンの活性化

Nature 471, 7340

Gタンパク質共役型受容体である視物質ロドプシンの活性化状態の構造的研究はこれまで、アゴニストの全transレチナールを含まないアポタンパク質であるオプシンに限られてきた。今回2つのグループが、ロドプシン活性化の際の構造変化をより詳細に明らかにしている。Choeたちは、光受容体ロドプシンの光反応過程で生じる中間体であるメタロドプシンIIのX線結晶構造を解き、Standfussたちは、Gタンパク質トランスデューシンのC末端由来のペプチドと結合した、ロドプシンの構成的活性化変異体の構造を決定している。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度