Nature ハイライト

Cover Story:そこに居る:迅速なリフレッシュが可能なディスプレイによって、三次元会議開催の実現が一歩近づいた

Nature 468, 7320

特殊なメガネの着用を必要としない、真の三次元画像を作り出す実用的な方法があれば、遠隔治療、地図作製や娯楽など、多様な分野での応用が考えられる。真の3Dホログラフィック・ディスプレイは、これまで、動きを伝えられるほどの速度で画像を更新できなかった。しかし、今回、記録媒体として新規な光屈折性ポリマー材料を用いて新たに開発されたシステムにより、2秒ごとにリフレッシュ可能なホログラフィック・ディスプレイを作製できることが示された。多色全方向視差ディスプレイが作製可能であり、ホログラフィック画像を表すデータをある場所から別の場所に伝送する3D「テレプレゼンス」が行える。表紙は、このシステムで記録されたテレプレゼンス・ホログラムの写真。詳しくは、この論文のSupplementary InformationのMovie 2を参照されたい(Letter p.80)。

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