Nature ハイライト 気候:炭素のシンクとしての湖沼 2010年7月22日 Nature 466, 7305 内陸水の堆積物は重要であるが、長期の炭素シンクとしては、あまり注目されていない。だが実際には、湖沼と貯水池における有機炭素の年間埋没量は海洋堆積物より多い。今回Gudasz たちは、スウェーデンの亜寒帯域にある種類の異なるいくつかの湖では、水温が上昇するにつれて湖の堆積物中の炭素の無機化が大幅に増大することを示している。湖の堆積物への有機炭素の将来の送達が現在の条件と同様であるとすれば、このことは地球温暖化に対する正のフィードバックとして働く可能性がある。 2010年7月22日号の Nature ハイライト 医学:新規の抗糖尿病薬 脳:やめるべき時を知る 宇宙:はるか遠くの宇宙の構造 宇宙:地球のものに似た、月のアパタイト 材料:グラフェンのリボンを作る 気候:炭素のシンクとしての湖沼 進化:フェロモンで生じた隔たり 細胞:長寿因子DAF-16d/f 目次へ戻る