Nature ハイライト ゲノム:解読4番目の被子植物はブドウ 2007年9月27日 Nature 449, 7161 被子植物としては4番目、木本植物としては2番目、果実作物としては初めてという、重要な植物のゲノム塩基配列が解読された。得られた新しい塩基配列からは、特に被子植物の進化における遺伝子重複の役割について、詳しいことが明らかになった。しかし、遺伝学の素人たちも、このゲノムには注目すると思われる。その理由は、主に商業的な使い道にかかわるものだ。なぜなら、ゲノムが解読されたこの植物はワイン用のヨーロッパブドウ(Vitis vinifera)で、しかも赤ワイン用の代表的な品種ピノ・ノワールだからである。 2007年9月27日号の Nature ハイライト 細胞:顔の広い細胞 ゲノム:解読4番目の被子植物はブドウ 進化:発生は進化の選択肢を作り出す 細胞:DNAから「U」を閉め出す 物性:加圧されたナトリウム 気候:暖水域の役割 考古:最古の水田? 生理:アンドロステノンを嗅ぐ 細胞:分化の逆戻り 目次へ戻る