Nature ハイライト
遺伝:ヒトDNAのユーザーガイド
Nature 489, 7414
「DNAエレメントの百科事典(Encyclopedia of DNA Elements;ENCODE)」計画によって、転写、転写調節因子の結合、クロマチン構造およびヒストン修飾の領域が系統的にマッピングされた。この概説論文では、ENCODE計画コンソーシアムが、研究のデータ、およびそれらの総合的解析へと読者を案内する。今回の成果によって、ヒトゲノムの80%には少なくとも1つの生化学的機能が割り当てられることになる。新規に同定された機能エレメントは、全ゲノム規模で遺伝子発現がどのように調節されているかの解明を助けるだけでなく、多くがヒト疾病との関連部位と一致することから、全ゲノム関連研究の結果を解釈するのにも役立つだろう。
2012年9月6日号の Nature ハイライト
遺伝:ヒトDNAのユーザーガイド
遺伝:接近可能なクロマチンのマップ
遺伝:転写因子のフットプリント
遺伝:ヒトの調節ネットワークの構造
遺伝:転写の全体像
遺伝:遺伝子プロモーターの長距離相互作用の全体像
宇宙:近傍宇宙にあるリチウム7の探索
材料:長く伸びるヒドロゲル
気候:北極圏の氷から放出される炭素
気候:南極半島の温暖化の記録
行動:ショウジョウバエの試行錯誤学習