Nature ハイライト
遺伝:転写因子のフットプリント
Nature 489, 7414
DNアーゼIフットプリント法では、調節因子が結合しているためにDNアーゼIによる切断から保護されるDNA配列(フットプリント)を検出する。今回、41種類の細胞と組織でこのフットプリントが調べられ、DNA結合タンパク質のための保存された認識配列である数百万もの短い配列エレメントが報告された。この結果によって、ヒトのシス調節配列の数はほぼ2倍になり、また、クロマチン状態や進化上の保存の程度についての手がかりが得られた。この論文ではまた、発生、分化、および多能性の主要な調節因子と非常によく似た多数の新規な調節因子認識モチーフも報告されている。
2012年9月6日号の Nature ハイライト
遺伝:ヒトDNAのユーザーガイド
遺伝:接近可能なクロマチンのマップ
遺伝:転写因子のフットプリント
遺伝:ヒトの調節ネットワークの構造
遺伝:転写の全体像
遺伝:遺伝子プロモーターの長距離相互作用の全体像
宇宙:近傍宇宙にあるリチウム7の探索
材料:長く伸びるヒドロゲル
気候:北極圏の氷から放出される炭素
気候:南極半島の温暖化の記録
行動:ショウジョウバエの試行錯誤学習