Nature ハイライト

医学:糖尿病と腸内メタゲノム

Nature 490, 7418

2型糖尿病の発症は、遺伝要因と環境要因の両方と相関することが知られており、さらに腸内微生物相の変化も関与している可能性があることが示唆されている。今回J Wangたちは、全メタゲノム関連研究(MGWAS)と名付けた新規手法を開発し、健康な人と糖尿病患者との間で、糞便中の微生物叢の一体となった遺伝的内容を比較した。その結果、どちらか一方の集団と関連する微生物種や代謝経路が複数見つかり、そのうちのいくつかがバイオマーカーとして使用できそうなことが明らかになった。

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