Nature ハイライト

医学:バーキットリンパ腫の新しい薬剤標的

Nature 490, 7418

バーキットリンパ腫は、大量化学療法により治癒が可能だが、この治療法は毒性を伴うため、高齢者あるいは発展途上国で見られる風土病型患者のような、より脆弱な患者には適していない。今回、転写因子TCF3、あるいはその負の調節因子ID3の変異が、散発型バーキットリンパ腫症例に高い割合で見つかったことが報告され、PI(3)キナーゼやその下流の経路、B細胞受容体シグナル伝達、およびサイクリンD3/CDK6など、いくつかの新規な薬剤標的が示唆された。

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