Nature ハイライト
医学:バーキットリンパ腫の新しい薬剤標的
Nature 490, 7418
バーキットリンパ腫は、大量化学療法により治癒が可能だが、この治療法は毒性を伴うため、高齢者あるいは発展途上国で見られる風土病型患者のような、より脆弱な患者には適していない。今回、転写因子TCF3、あるいはその負の調節因子ID3の変異が、散発型バーキットリンパ腫症例に高い割合で見つかったことが報告され、PI(3)キナーゼやその下流の経路、B細胞受容体シグナル伝達、およびサイクリンD3/CDK6など、いくつかの新規な薬剤標的が示唆された。
2012年10月4日号の Nature ハイライト
遺伝:カキのゲノムから防御機構が判明
医学:糖尿病と腸内メタゲノム
医学:乳がんにおける遺伝子の多様性
宇宙:1つの星団に2つのブラックホール
宇宙:がか座β星系内にある彗星に似たダスト
物理:量子時計のねじを巻く
気候:硫酸塩エアロゾルと気候の関連
進化:殻のある化石が立証する軟体動物どうしの関係
免疫:胎児の免疫防御
免疫:エイコサノイドはインフラマソームの働きを仲介する
医学:バーキットリンパ腫の新しい薬剤標的