Nature ハイライト

分子生物学：MBNLタンパク質と多能性

2013年6月13日 Nature 498, 7453

B Blencoweたちは、muscleblind-like RNA binding proteinであるMBNL1およびMBNL2が、胚性幹細胞とそれ以外の細胞種では異なる調節を受ける選択的スプライシングの負の調節因子であることを明らかにしている。複数の証拠から、これらのタンパク質が胚性幹細胞様の選択的スプライシングパターンの調節に関わっていることが示された。また、これらのタンパク質が、繊維芽細胞を再プログラム化して誘導多能性幹（iPS）細胞にする際に調節の役割を担うことも突き止められた。