Nature ハイライト

免疫:インターロイキン35による免疫の負の調節

Nature 507, 7492

インターロイキン35(IL-35)産生B細胞が、免疫に対する新規な負の調節因子であることが突き止められた。IL-35を産生できないB細胞を持つマウスは、誘導性の自己免疫疾患にかかりやすいが、同時にサルモネラ菌(Salmonella)感染に対する抵抗性が上昇していることも明らかになった。この知見から、B細胞によるIL-35産生が自己免疫疾患や感染症での治療標的となる可能性が考えられる。

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