Nature ハイライト
免疫:TFH機能におけるAscl2の役割
Nature 507, 7493
濾胞ヘルパーT細胞(TFH細胞)は、Bリンパ球の増殖、発生および成熟に関わるリンパ器官である胚中心でB細胞をヘルプするように特殊化している。転写因子Bcl6はTFH細胞の発生に必要だが、CXCR5発現増加の調節やT細胞の濾胞への遊走は制御していないと考えられている。今回、別の転写因子のAscl2が、CXCR5の発現上昇とCCR7の発現低下を直接調節しており、またTFH細胞発生開始と胚中心応答に必須であることが明らかにされた。
2014年3月27日号の Nature ハイライト
神経科学:神経変性に対抗するRESTタンパク質
遺伝学:ヒトの転写をマッピング
宇宙:準惑星セドナは独りぼっちではなかった
低温物理学:複雑粒子の散乱
気候科学:メタン放出は温度変化の影響を非常に受けやすい
気候科学:変動する気候下での生物種の移動性
進化:無顎から有顎への移行
神経科学:急速眼球運動で素早く見る
免疫:TFH機能におけるAscl2の役割