シリコンから作られた、初めての連続波レーザーが今週号に発表された。シリコンが非常に短いレーザー光パルスを生み出せることを示した先の論文(Nature2005年1月20日号)に続く、同じ研究グループからの報告である。インテル社のH Rongたちは、レーザー光がシリコンに吸収されないようにデバイスを改良し、その結果安定な連続ビームが供給された。連続波レーザーは、電気の代わりに光を使ってシリコンチップのあちこちにデータを運ぶ次世代コンピューターに不可欠な構成要素である。J Faistは今回の成果について、「実用的なシリコンレーザー開発に向けた重要な一歩だ」とNews and Viewsで述べている。