Nature ハイライト
Cover Story:絶滅の瀬戸際にある生物:生物多様性はどの程度残っているのか、そして我々はそれを維持できるのか?
Nature 516, 7530
過去35億年の間に地球上に存在した全ての生物種のうち95%以上が消滅し、その多くは大量絶滅の際に姿を消した。そのため、現在生き残っている種とそれらの存続の可能性に、関心が集まっている。今週号のNews Featureでは、現在地球上に残された全ての生命体について、これまでに報告されている種、それ以外に存在すると予測される種、そして既知の種のうち絶滅の危機に瀕している種の数などを明らかにし(これが実に大変な作業だった)、生物多様性が少しずつ失われていくのを食い止めるために、どのような保全策が必要と考えられるかを問い掛ける。表紙は、ガイアナのパカライマ山脈に生息する絶滅危惧種のアカメアマガエルAgalychnis moreletiiである。
2014年12月11日号の Nature ハイライト
幹細胞:誘導された多能性の違いを読み取る
構造生物学:塩素イオンチャネルの構造
惑星科学:太陽類似星ができるには時間がかかる
技術:クモをまねたひずみセンサーの登場
材料科学:プロトンはグラフェンをあっさり通る
古生物学:陡山沱の微化石の謎
分子進化学:DNAの挿入を阻止するための戦い
細胞生物学:MapZが細胞分裂タンパク質FtsZを導く
細胞生物学:生細胞でのヒストン修飾