Nature ハイライト

光学・フォトニクス:光に対する磁場

Nature 534, 7609

光学素子や光学材料の設計にトポロジカル効果を利用すれば、応用研究や基礎研究に刺激的で新しい方向性が見つかる。光子の量子ホール効果を生じさせることは、大きな目標である。この効果は、トポロジカルに保護された光子エッジ状態を持ち、よく知られた電子の量子ホール効果とよく似ている。これまでのトポロジカルなフォトニック法は、導波路格子内の光子に限られていた。今回N Schineたちは、連続光子に対する人工磁場を実現するため、注意深く設計された光子トラップを作製している。このトラップは、4枚の反射鏡を使って、あたかも磁場によって生じたかのようなローレンツ力と等価なコリオリの力を光子が受けるようにしている。この方法によって、光子量子ホール材料の光子ランダウ準位が観測できるようになった。

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