Nature ハイライト
がん遺伝学:急性骨髄性白血病のリスクを予測
Nature 559, 7714
加齢に伴うクローン性造血は、まれではあるが急性骨髄性白血病に進行することがある。今回、高深度塩基配列解読法により、急性骨髄性白血病と診断される何年も前にそのリスクを決定するゲノム要因が突き止められた。変異の数やタイプが多いことに加え、バリアント対立遺伝子頻度が高いことなど、いくつかの特徴が急性骨髄性白血病への進行に関連していた。さらに、著者たちは、大規模な電子健康記録データベースを用いて、急性骨髄性白血病の発症に関連する臨床的特徴を探し出した。これを用いることで早期発見が可能になるかもしれない。
2018年7月19日号の Nature ハイライト
撮像技術:二次元材料のための高分解能電子顕微鏡法
心血管生物学:静脈から動脈への細胞運命切り換えの研究
医学研究:IL-23が前立腺がんを増悪させる
化学合成:ロボットが機械学習で新しい化学反応を発見
気候科学:始新世において同時に寒冷化した熱帯と極域の海洋
気候科学:海洋による熱吸収の低下によって生じる全球表面の急速な温暖化
がん遺伝学:急性骨髄性白血病のリスクを予測
分子生物学:PINK1とparkinの関係についての最新事情
分子生物学:プレスプライソソームの集合