Nature ハイライト

構造生物学:合成タンパク質の対称性

Nature 578, 7793

タンパク質集合体の対称性は、生体分子の設計で目的とする構造特性や機能特性の実現を促進するのに重要であるが、合成されたタンパク質は非対称な表面を持つことが多く、望ましくない相互作用や競合的な構造の形成が起こりやすい。今回A Tezcanたちは無機化学の手法を導入して「ケージ」を生成させ、対称性と複数のタンパク質相互作用様式の実現が同時に促進されることを示している。

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