Nature ハイライト
海洋保全:南大洋の生態系の衛星追跡
Nature 580, 7801
南大洋の生態系では資源開発や気候変動による圧力が高まっている。今回M Hindellたちは、南大洋の生息地として重要な海域を特定するため、17種の海生捕食者(鳥類および哺乳類)の4000個体以上について衛星追跡データを統合した。その結果、大西洋およびインド洋の亜南極島嶼周辺と、南極大陸棚の上部水域に「生態学的重要海域(Area of Ecological Significance;AES)」が見いだされた。こうした海域では漁獲圧が不釣り合いなほど集中しており、特に南極大陸周辺では気候変動による圧力を受ける可能性が高いことが明らかになった。
2020年4月2日号の Nature ハイライト
核物理学:原子核の鏡映非対称性の解明
量子物理学:浮揚したダイヤモンドのスピンと運動の結合
有機化学:化学反応の可能性のマッピング
有機化学:光によって形成される強力な還元触媒
海洋保全:南大洋の生態系の衛星追跡
がんゲノミクス:中国人男性の前立腺がんのゲノムアトラスとエピゲノムアトラス
発生生物学:ヒトの分節時計の特性解析
発生生物学:分節時計の特性解析
発生生物学:ヒトの分節時計のモデル化
細胞生物学:アポトーシス細胞の代謝物セクレトームが、周辺の細胞の遺伝子発現プログラムに影響を与える
胚形成:受精後のゲノム構造の動的変化