Nature ハイライト
天文学:たて座δ型星における脈動モードの同定
Nature 581, 7807
星震学は、恒星の内部構造を調べる強力な手法である。しかし、いくつかの星(特にたて座δ型星)は、この方法ではうまく解析できないことが分かっており、その理由の1つが、高速な自転が振動パターンの検出を妨げていることである。今回T Beddingたちは、60個のたて座δ型星を解析し、一連の高振動数の脈動を発見したことを報告している。また、こうした星の一部は非常に若いことも明らかになった。
2020年5月14日号の Nature ハイライト
天文学:たて座δ型星における脈動モードの同定
量子光学:標準量子限界を超える精度での測定
ナノスケール材料:共有結合2D材料
化学:二酸化炭素電解還元触媒を迅速に見つける
大気科学:都市大気において新たな粒子が形成される仕組み
人類学:アマゾン川流域で栽培されていた初期の作物
神経科学:光が駆動する概日回路は非光駆動性概日回路を調整できる
免疫学:ニューロンによる体液性免疫応答の調節
分子生物学:相分離の複雑性
構造生物学:SARS-CoV-2が受容体に結合する仕組み