Nature ハイライト
免疫学:ニューロンによる体液性免疫応答の調節
Nature 581, 7807
今回H Qiたちは、脳内で開始したニューロンからのシグナル伝達が脾臓に投射されて、ノルエピネフリンとアセチルコリンの放出が誘導され、これによりT細胞依存的なB細胞応答の際に、形質細胞の形成と抗体産生が促進されることを実証している。この研究は、脳が昔から知られている神経内分泌経路に加えて、直接的な神経接続を介するやり方でも適応免疫を制御できることを示している。
2020年5月14日号の Nature ハイライト
天文学:たて座δ型星における脈動モードの同定
量子光学:標準量子限界を超える精度での測定
ナノスケール材料:共有結合2D材料
化学:二酸化炭素電解還元触媒を迅速に見つける
大気科学:都市大気において新たな粒子が形成される仕組み
人類学:アマゾン川流域で栽培されていた初期の作物
神経科学:光が駆動する概日回路は非光駆動性概日回路を調整できる
免疫学:ニューロンによる体液性免疫応答の調節
分子生物学:相分離の複雑性
構造生物学:SARS-CoV-2が受容体に結合する仕組み