Nature ハイライト

量子物理学:量子マイクロチップレット

Nature 583, 7815

エンタングルメントは、量子力学における最も理解しにくいが基本的な概念の1つであり、量子技術を支えている。多数の個々の量子ビット(キュービット)にエンタングルメントを配送する能力は、スケーラブルな量子コンピューターと量子ネットワークのいずれの開発においても中心的な課題の1つである。今回D Englundたちは、多数の固体キュービットとフォトニック集積回路を集積する方法を実証し、窒化アルミニウムフォトニクスプラットフォームにおいて導波路で結合したダイヤモンド量子エミッターの128チャネルアレイを報告している。この方法は、フォトニクスと集積することによって、固体スピン技術をスケーラブルな量子情報処理ハードウェアの最前線に導く可能性がある。

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