Nature ハイライト
量子物理学:量子マイクロチップレット
Nature 583, 7815
エンタングルメントは、量子力学における最も理解しにくいが基本的な概念の1つであり、量子技術を支えている。多数の個々の量子ビット(キュービット)にエンタングルメントを配送する能力は、スケーラブルな量子コンピューターと量子ネットワークのいずれの開発においても中心的な課題の1つである。今回D Englundたちは、多数の固体キュービットとフォトニック集積回路を集積する方法を実証し、窒化アルミニウムフォトニクスプラットフォームにおいて導波路で結合したダイヤモンド量子エミッターの128チャネルアレイを報告している。この方法は、フォトニクスと集積することによって、固体スピン技術をスケーラブルな量子情報処理ハードウェアの最前線に導く可能性がある。
2020年7月9日号の Nature ハイライト
ナノ科学:グラフェンにおける調整可能な相関
量子物理学:量子マイクロチップレット
環境科学:耕作地の風化の促進によるCO2除去の可能性とコスト
遺伝学:数万例の精子ゲノムを解読して減数分裂をより深く知る
がんの進化:発がん性物質により誘導された変異の損傷分離
ウイルス学:センザンコウは複数系統のコロナウイルスを保有している
ウイルス学:センザンコウにおけるSARS-CoV-2に近縁なウイルスの動態
コロナウイルス:SARS-CoVとSARS-CoV-2に交差反応性を示す中和抗体
免疫学:構造細胞は器官特異的な免疫応答を調節する
生化学:窮乏期のリボソーム