Nature ハイライト
がん:肺がんの新規発がん融合遺伝子
Nature 600, 7888
今回、アジア人患者の肺がんスクリーニングコホートからのゲノムデータを用いた研究で、CLIP1–LTKという発がん性の融合タンパク質が見つかった。このような融合タンパク質は、他の変異を持たない患者の0.4%に見られ、標的となり得る新たな発がんドライバーとなる可能性がある。この融合タンパク質を持つ患者を、関連キナーゼであるALKの阻害剤で治療すると、ある程度の臨床効果が得られた。
2021年12月9日号の Nature ハイライト
光物理学:発熱のないフロケエンジニアリング
材料科学:皮膚のような高速電子デバイス
気候科学:二酸化炭素肥沃化が緑化を増大させる
社会科学:オンラインコミュニティーの社会的次元に沿った定量化
神経科学:小脳の飽和化ネットワークの特定
神経科学:ルール破りのヒト皮質ニューロン
発生生物学:ヒトの原腸形成を垣間見る
微生物学:物理的老化過程としての細菌の持続生残性
がん:肺がんの新規発がん融合遺伝子
免疫学:抗体の成熟がDNA修復を逃れる仕組み
生化学:N-デグロン経路の分子レベルでの複雑さ