Nature ハイライト
天文学:白色矮星のコア
Nature 554, 7690
白色矮星は星の大半がたどる進化の最終点であり、白色矮星同士の合体によって、宇宙論で使われているIa型超新星が生み出されていると考えられている。しかし、白色矮星の内部構造はあまりよく分かっていない。今回N Giammicheleたちは、アーカイブデータと星震探査法を使って、水素の欠乏した白色矮星KIC08626021の中心には均一なコアがあり、その質量は太陽質量の0.45倍で、その86%が酸素であることを見いだしている。このコアは、標準的なモデルから予想されるより大きく、酸素の割合も高い。
2018年2月1日号の Nature ハイライト
ゲノミクス:再生するプラナリアのゲノム再解読
天文学:白色矮星のコア
材料科学:電子の届く距離
工学:さまざまな様式で移動できるロボット
有機化学:カルビン等価体を合成するための触媒的手法
古気候学:過去の気候を示す保存された花粉
人類学:アフリカを出てアジアへ
発生生物学:頭蓋顔面発生におけるRNAに関連した調節
海洋ウイルス学:海の微生物の消失要因
分子生物学:ミトコンドリアでの翻訳に葉酸が果たす役割