Nature ハイライト
工学:さまざまな様式で移動できるロボット
Nature 554, 7690
人間が入れない場所まで(場合によっては荷物を運びながら)移動するよう設計された小型のアクチュエーターやロボットは、複雑な表面や地形への対応に苦戦する傾向にある。この傾向は、超小型ロボットが1種類の移動様式しか持たず、その様式では坂、階段、摩擦の変化などの困難に対処できない場合に顕著になる。今回M Sittiたちは、地形に応じて、転がる、はう、歩く、跳ぶ、泳ぐなど、移動様式を切り替えることのできる磁気制御型直方体状シリコーンデバイスを開発している。このデバイスは、物理的な介入なしに液体中で泳いでいる状態から固体表面での移動へと移行でき、荷物をつかんで、転がりながら運び、他の場所に置くことができる。
2018年2月1日号の Nature ハイライト
ゲノミクス:再生するプラナリアのゲノム再解読
天文学:白色矮星のコア
材料科学:電子の届く距離
工学:さまざまな様式で移動できるロボット
有機化学:カルビン等価体を合成するための触媒的手法
古気候学:過去の気候を示す保存された花粉
人類学:アフリカを出てアジアへ
発生生物学:頭蓋顔面発生におけるRNAに関連した調節
海洋ウイルス学:海の微生物の消失要因
分子生物学:ミトコンドリアでの翻訳に葉酸が果たす役割