Nature ハイライト
発生生物学:外有毛細胞と内有毛細胞の分化
Nature 563, 7733
蝸牛の外有毛細胞と内有毛細胞の起源となる細胞は知られているが、これら2種類の有毛細胞が別々に出現する仕組みは知られていない。今回J García-Añoverosたちは、ジンクフィンガータンパク質INSM1が、この分化において重要なスイッチとして働き、その存在下では外有毛細胞を成熟させ、非存在下では内有毛細胞を成熟させることを明らかにしている。
2018年11月29日号の Nature ハイライト
アルツハイマー病:ニューロンにおける体細胞遺伝子組換え
機能ゲノミクス:二本鎖切断の修復結果を予測する
植物科学:ストリゴラクトン認識は複雑な過程である
天体物理学:クエーサーの中心部を見る
量子物理学:音響の量子制御
気候科学:海洋と大気の経路によって南極大陸へ伝わった北半球の気候の急激な変化
古人類学:ネアンデルタール人の生活はそれほど過酷ではなかった
発生生物学:外有毛細胞と内有毛細胞の分化
発生生物学:Heliosは聴覚に必要である
微生物学:MRSAはグリカンを変化させて免疫を回避する
がん:マンノースで腫瘍増殖を抑える