Nature ハイライト
エピゲノミクス:ヒトのDNアーゼI高感受性部位の指標付け
Nature 584, 7820
DNアーゼI高感受性部位(DHS)はゲノムの接近可能な領域の標識であり、実験的解析ではこれを用いて調節領域を特定することができる。W Meulemanたちは今回、ヒトの主要な器官系の細胞および組織のタイプを代表する計733例の生体試料においてDHSを特定し、DHSをコードする典型的なゲノムエレメントを明らかにしている。細胞や組織に特異的なDNA接近可能性のパターンが示され、ヒト遺伝子への機能的な注釈付けが行われた。また、ヒト形質に対するゲノム規模の関連解析で特定されたバリアントは、DHSに豊富に存在することが分かった。
2020年8月13日号の Nature ハイライト
物性物理学:菱面体晶グラファイトにおける強い電子相関
ナノスケール材料:バックリング構造を持つグラフェンの強い電子相関
生態学:小さな生息地断片では個体群動態の変化が生物多様性を低下させる
エピゲノミクス:ヒトのDNアーゼI高感受性部位の指標付け
神経科学:ASDマウスモデルの社会的行動の薬理学的な回復
公衆衛生:ヨーロッパにおけるCOVID-19に対する非医薬品介入の効果を推定するためのモデル化手法
感染症:COVID-19に対する社会政策の影響を定量化する
メカノバイオロジー:皮膚の伸張が皮膚の伸展につながる仕組み
化学生物学:標的タンパク質の分解を誘導するキメラ