Nature ハイライト

エピゲノミクス:ヒトのDNアーゼI高感受性部位の指標付け

Nature 584, 7820

DNアーゼI高感受性部位(DHS)はゲノムの接近可能な領域の標識であり、実験的解析ではこれを用いて調節領域を特定することができる。W Meulemanたちは今回、ヒトの主要な器官系の細胞および組織のタイプを代表する計733例の生体試料においてDHSを特定し、DHSをコードする典型的なゲノムエレメントを明らかにしている。細胞や組織に特異的なDNA接近可能性のパターンが示され、ヒト遺伝子への機能的な注釈付けが行われた。また、ヒト形質に対するゲノム規模の関連解析で特定されたバリアントは、DHSに豊富に存在することが分かった。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度