Nature ハイライト
神経科学:遺伝子の組み合わせがニューロンのアイデンティティーを定める
Nature 584, 7822
さまざまな複雑性を有する動物の神経系に見られるニューロンの細胞タイプは著しい多様性があることが知られているが、この多様性が分子の単純な組み合わせで記述できるかどうかは分かっていない。O Hobertたちは今回、線虫の一種であるCaenorhabditis elegansの研究で、線虫ニューロンの全てのクラスがホメオボックス遺伝子の固有の組み合わせによって記述できることを明らかにしている。これらの組み合わせは、ニューロンのサブタイプの記述子であるだけでなく、ニューロンの正確なアイデンティティーを指定するためにも不可欠である。
2020年8月27日号の Nature ハイライト
天文学:うみへび座TW星の磁気圏降着領域
ナノテクノロジー:マイクロ歩行ロボット
化学:通常とは異なる分子の結び目
気候科学:南極の棚氷の融解に起因する破砕に対する広範な脆弱性
生態学:ニューギニアの維管束植物相の、専門家により確認されたチェックリスト
昆虫行動学:ワタリバッタを集合させるもの
神経科学:遺伝子の組み合わせがニューロンのアイデンティティーを定める
創薬:キャプシドを標的とするHIV治療
免疫学:cDC1は抗腫瘍免疫応答におけるCD4+ T細胞のプライミングに重要である
細胞生物学:膜内シャペロン複合体は膜タンパク質のバイオジェネシスを促進する
生化学:リボソームのこれまで近づけなかったプルーフリーディング段階を見る