Nature ハイライト 地球:スローな地震活動 2006年7月6日 Nature 442, 7098 サイレント地震、つまりスロースリップは非常にゆっくりと起きるので、普通の地震計では検出できないが、GPSデータが使えるようになったことで詳細な観測が可能になった。Segallたちは、ハワイのキラウエア火山で起きた一連の小さな地震について報告している。7〜8 kmの深さで起きたこれらの地震は、スロースリップによって誘発されたらしい。この種の誘発地震は規模は小さいが、スロースリップによる災害危険度の増大の定量的な評価に役立つかもしれない。 2006年7月6日号の Nature ハイライト 疫学:ナイジェリアの鳥インフルエンザ 工学:結晶のマッピング 免疫:トラブルを探して回る 細胞:分裂を統治する 遺伝:危険な遺産 地球:スローな地震活動 地球:強いところが弱点? 細胞:ヘルペスウイルスの潜伏 細胞:ヒストンコードの解読 目次へ戻る