Nature ハイライト

医学:隠れたつながり

Nature 442, 7101

長い間追究されていた、がんと炎症とをつなぐ関係が見つかった。多くのヒトの腫瘍で見つかる、インターロイキン-23(IL-23)によって引き起こされる炎症が免疫系から腫瘍を守り、さらに血管形成を促進することで腫瘍増殖を助長しているらしい。IL-23を生まれつき欠くマウスはがんができにくい。これは、IL-23を抗体で阻害した場合にも同様であり、同じような方法がヒトのがんに対しても使えるかも知れない。

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