Nature ハイライト
Cover Story:イスラムと科学:イスラム世界は科学の低迷 に甘んじるべきか
Nature 444, 7115
今週号では、イスラム世界の科学と科学者についての特集が組まれている。イスラム教徒が多数を占める国の多くでは、政治権力が世俗主義的な政権から、過去何世紀にもわたって権力を握ってきたイスラム政権やイスラム法へ戻っている。近年、イスラム諸国の多くは、科学や高等教育の分野における実績が低かった。しかし、新しいイスラム政府の中には高等教育の拡大を開始したものもあり、多くが軍事目的の研究とは言え、研究への投資も行なわれている。国によって事情はさまざまだが、一部の国では学問の自由への制約も残っている。さらに詳しい状況については19ページ、およびオンライン版のhttp://www.nature.com/news/islamを参照されたい。今週号の特集記事は、近日中にアラビア語版が出る予定(詳細はウェブサイトでお知らせする)。
2006年11月2日号の Nature ハイライト
生態:労働者の立場は弱い?
進化:脊索動物は1つの門である
気候:スノーボールアースに勝ち目あり
脳:頭の中のコネのつけ方
細胞:どのがんでもやっぱりp53は邪魔者
物理:万能ミラー
材料:多結晶構造の解明法
気候:地球磁場の逆転
細胞:ゲート開閉は電位で?