Nature ハイライト 技術:エラーも拡大 2007年5月10日 Nature 447, 7141 最新の蛍光顕微鏡は、かなり複雑な技法である。おそらく一部のユーザーには複雑すぎるのだろう。というのは、多くの専門家の言によれば、雑誌で目にする図が説明と食い違っていることがよくあるからである。こうした失敗の原因として考えられるのは、カバーグラスの種類を間違えて使ったり、不適切な蛍光標識を使用したりすることなどである。では、どうすればよいのだろう。この問題を扱ったH Pearsonのレポートは、専門家のいるサポート施設、実地教育の強化などといった案を挙げるとともに、当然考えられることだが、論文を掲載するジャーナルの側も「改善のためにできることがもっとあるはずだ」と論じている。 2007年5月10日号の Nature ハイライト 遺伝:「おっとり型」と「せかせか型」が共存共栄する仕組み 宇宙:さらにホットになるホットジュピター 技術:エラーも拡大 神経:脳萎縮マウスでの記憶回復 物理:リチウムでもみられた普通の超伝導 海洋:大海をかき混ぜる 進化:性差も生物多様性にかかわっている 視覚:表面の質感のとらえ方 目次へ戻る