Nature ハイライト

工学:カラー化に近づくMRI

Nature 453, 7198

磁気共鳴画像法(MRI)は、医療診断や研究に広く利用されている。MRIの性能は、対象領域の明暗を強調する造影剤を用いることで改善される。今回、マイクロエレクトロニクス産業で使われている微細加工技術を用いて、色で違いを表す造影剤が開発された。この新しい系では、はっきりしたスペクトル特性をもたせるように加工した磁性微細構造体が使われている。粒子の形を慎重に制御することにより得られるスペクトル特性から特徴的な「色」が生じ、相互の識別が容易になる。

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