Nature ハイライト

地球:四川地震の追跡調査

Nature 454, 7203

今年の5月12日に中国四川省を襲い被害を与えたマグニチュード7.9の大地震は、当該地域の地殻内応力を大幅に再配分したと考えられる。T Parsons、C JiとE Kirbyは、四川盆地とその周辺地域の横ずれ活断層と衝上活断層で応力が顕著に増加していることを示す応力変化計算の結果を報告している。本震が起きてから数年から数十年後に余震が起きる可能性があり、活断層の直上にある大都市にとって、将来破壊が起きる可能性のある地域の特定は、防災努力を集中すべき地域を決めるのに役立つだろう。

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