Nature ハイライト 神経:単一シナプスでの長期増強を画像化 2009年3月19日 Nature 458, 7236 CaMKII、すなわちCa2+/カルモジュリン依存性キナーゼIIは、長期増強(LTP)の誘導に極めて重要なシグナル伝達分子である。長期増強は、1対のニューロン間の情報伝達が増強される現象で、ある種の学習や記憶の基礎となると考えられている。デューク大学(米国)のR Yasudaたちのグループは、LTPが起こっている単一シナプス内でのCaMKII活性化を追跡できる新たな画像化技術を開発した。撮影された画像では、シナプス可塑性があるシナプスでの、CaMKIIのチャネル特異的で区画化された一過性の活性化が明らかにされている。 2009年3月19日号の Nature ハイライト 神経:単一シナプスでの長期増強を画像化 生化学:タンパク質を加工する 化学:映画で見るキラル分子 化学:金属の入ったロタキサン 地球:氷床が溶けたとき 進化:羽毛をもつ初期の恐竜 遺伝:ヒトと酵母のかかわり 免疫:昆虫の抗ウイルスRNAi 遺伝:ヌクレオソームを配置する 目次へ戻る