Nature ハイライト 遺伝:ヌクレオソームを配置する 2009年3月19日 Nature 458, 7236 ヌクレオソームは真核生物クロマチンの基本的な反復構成単位であり、ヌクレオソームの配置は遺伝子の調節に極めて重要である。Kaplanたちは、精製した酵母ゲノムDNA上に配列されたヌクレオソームの存在状況を全ゲノム規模で測定することにより、内在するDNA配列が、ヌクレオソームの存在頻度にどの程度重要なのかを調べた。作製された地図は、in vivoのヌクレオソーム地図とよく似ており、このことはin vivoでのヌクレオソームの編成状況はおおむね、内在するゲノムDNA配列によって決まることを示している。 2009年3月19日号の Nature ハイライト 神経:単一シナプスでの長期増強を画像化 生化学:タンパク質を加工する 化学:映画で見るキラル分子 化学:金属の入ったロタキサン 地球:氷床が溶けたとき 進化:羽毛をもつ初期の恐竜 遺伝:ヒトと酵母のかかわり 免疫:昆虫の抗ウイルスRNAi 遺伝:ヌクレオソームを配置する 目次へ戻る