Nature ハイライト 工学:高効率白色発光ダイオード 2009年5月14日 Nature 459, 7244 有機材料を利用した発光ダイオードはOLEDとよばれ、照明やディスプレイに向いた技術として浮上しつつある。白色OLEDの性能が向上すれば、例えば大面積照明光源などに使える可能性がある。それには、ワット当たりほぼ70ルーメンの明るさをもつ蛍光灯などの既存技術と同等の効率が要求されるだろう。今回、内部量子効率の高い新発光層構造と、取り出し効率を向上させるために高屈折率ガラス基板とを用いたOLEDで、実際にワット当たり90ルーメンという値が達成された。 2009年5月14日号の Nature ハイライト 医学:トリパノソーマの分化 神経:単一ニューロンでにおいを嗅ぐ 宇宙:惑星形成:塵からできた結晶 工学:高効率白色発光ダイオード 化学:生命を出現させたRNA 考古:最古の女性像 医学:世界の見方が違っている 遺伝:海で見つかった低分子RNA 目次へ戻る