Nature ハイライト 考古:最古の女性像 2009年5月14日 Nature 459, 7244 「ホーレフェルスのビーナス」は、性的特徴が異様なまでに誇張された高さ5 cmの女性小立像で、3万5,000年以上前にマンモスの牙を彫って作られた。このビーナス像は、2008年9月に、ドイツ南西部のホーレフェルス洞窟で、層序のはっきりした厚いオーリニャック堆積層の底部から、6つの断片に分かれた形で発見された。今回のビーナスは、グラベット文化に属する有名な「ビーナス像群」よりも5,000年古く、知られているかぎりでは最古の造形芸術品と考えられる。 2009年5月14日号の Nature ハイライト 医学:トリパノソーマの分化 神経:単一ニューロンでにおいを嗅ぐ 宇宙:惑星形成:塵からできた結晶 工学:高効率白色発光ダイオード 化学:生命を出現させたRNA 考古:最古の女性像 医学:世界の見方が違っている 遺伝:海で見つかった低分子RNA 目次へ戻る