Nature ハイライト 宇宙:赤色巨星の脈を探る 2009年5月21日 Nature 459, 7245 太陽のような主系列星は、寿命が尽きようとすると膨張して、振動する赤色巨星になる。原理上は、そのような進化した星の動径方向と非動径方向への振動の分析により、星の理論の厳密な検証を行えると考えられている。しかし現在まで、赤色巨星で非動径方向の振動モードがいったい観測できるのかどうかが、はっきりしていなかった。De Ridderたちは今回、300個以上の巨星にこの両方の振動が存在することを報告している。いくつかの赤色巨星については、このモードの寿命は1カ月程度である。だが、現在の星の進化理論では、こうした観測結果を説明できない。 2009年5月21日号の Nature ハイライト 植物:ターゲットは植物遺伝子 宇宙:赤色巨星の脈を探る 宇宙:火星の水は冷えても凍らない ナノテクノロジー:複雑になったナノ材料 地球:「爆撃」に耐えた冥王代地球上の生命 生化学:隣近所とのあつれき 植物:多年生植物の開花の調節 生化学:Na+, K+-ATPアーゼの構造 目次へ戻る