Nature ハイライト 宇宙:銀河中心のセファイド変光星 2011年9月8日 Nature 477, 7363 セファイド変光星は、光度と脈動周期の間に強い相関があるため、天文学で星間距離を決定するための標準光源として使われている。古典的セファイド変光星は、年老いたものほど脈動周期が短いので、それらの周期分布を使うことによって星の形成史を探ることができる。銀河中心付近領域の近赤外観測により、中心バルジ内に3つの古典的セファイド変光星があることが最近明らかになった。発見された変光星の特徴から、2,500万年ほど前に星形成が活発になった時期があったことが示唆される。この時間スケールは、天の川銀河中心部に対して予想されている周期的なガス降着の時間スケールと同程度である。 2011年9月8日号の Nature ハイライト 脳:自閉症に見られる脳のバランスの乱れ がん:BRCA1の変異はゲノム不安定性につながる 宇宙:電波ジェットとブラックホールの関係 宇宙:銀河中心のセファイド変光星 物性:電荷ストライプ秩序と超伝導 地球:地球のレイトベニア仮説を後押しする証拠 遺伝:タラは免疫で我が道を行く 医学:ALSや認知症を伴うALSはユビキリン2が原因である 免疫:アレルギーにおけるTSLPの役割 目次へ戻る