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植物:フロリゲンに対するジャガイモの反応には2種類ある

Nature 478, 7367

開花やジャガイモの塊茎形成など、植物の成長過程に見られる季節性は、日長の変化に依存する部分が大きい。こうした応答は、シロイヌナズナ、トマトおよびイネでは、長距離作用性のフロリゲンシグナルの主要な構成要素であるFLOWERING LOCUS T(FT)という移動性タンパク質が仲介している。今回、ジャガイモ(Solanum tuberosum)を用いた研究で、別々の環境的刺激に反応する2種類のFT様遺伝子であるStSP3DおよびStSP6Aによって花成および塊茎形成が制御されていることが明らかになった。

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