Nature ハイライト 遺伝:酵母の詳細なヌクレオソーム地図 2012年6月28日 Nature 486, 7404 ゲノムDNA上のヌクレオソームの位置は、染色体機能のさまざまな面に影響する。K Brogaardたちは、高度に局在化したヒドロキシルラジカルを用いて組み換えヒストンを修飾するという革新的な方法を開発して、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)のゲノム全体にわたってin vivoでのヌクレオソームのマッピングを行った。この地図では、ヌクレオソームの中心の位置が塩基対1個レベルの精度で決められている。ヌクレオソームの正確な位置は、トランスポゾン組み込み部位の位置やRNAポリメラーゼの停止位置など、ゲノムのさまざまな特性と結びついていることが明らかになった。 2012年6月28日号の Nature ハイライト 生態:栄養摂取に新たな次元 細胞:カロリー制限と腸 遺伝:酵母の詳細なヌクレオソーム地図 宇宙:太陽系外惑星うしかい座τ星bに見つかった一酸化炭素 物理:原子核の安全地帯を越えて 化学:炭素–水素結合を活性化する革新的な方法 進化:岸辺をはいずっていたイクチオステガ 遺伝:ボノボゲノム解読で、類人猿ゲノムが勢ぞろい 免疫:T細胞はレヴィウォークで移動する 細胞:薬剤標的としてのTreg細胞 目次へ戻る