Nature ハイライト
進化:琥珀(コハク)の中に眠る大昔の微生物
Nature 444, 7121
イタリア・ドロミテ州のコルティナダンペッツォ付近で、三畳紀のものとしてはこれまでで最大の琥珀が発 見された。この重要な発掘物の中の2 億2000 万年前の小滴型をした琥珀には、現生の「属」に分類される微生物が多数含まれている。このことからすると原生動物は、まさしくこの時代からの生き残りと言える。原生動物は、恐竜の時代、さらには被子植物や鳥類、哺乳類の多様化の時代を経ても変わっていないのだ。
2006年12月14日号の Nature ハイライト
ニュース:科学論文発表問題専用ブログの 立ち上げ
時事:実験動物を考える
進化:琥珀(コハク)の中に眠る大昔の微生物
遺伝:痛みを感じない理由
細胞:細胞周期の調節
宇宙:火星の高地と低地
材料:折り曲げ自在な電子機器
地球:断層での回転
菌類:土の中でこっそり行われている輸送
医学:cytohesin とインスリン