Nature ハイライト

進化:琥珀(コハク)の中に眠る大昔の微生物

Nature 444, 7121

イタリア・ドロミテ州のコルティナダンペッツォ付近で、三畳紀のものとしてはこれまでで最大の琥珀が発 見された。この重要な発掘物の中の2 億2000 万年前の小滴型をした琥珀には、現生の「属」に分類される微生物が多数含まれている。このことからすると原生動物は、まさしくこの時代からの生き残りと言える。原生動物は、恐竜の時代、さらには被子植物や鳥類、哺乳類の多様化の時代を経ても変わっていないのだ。

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