Nature ハイライト
宇宙:超光度超新星の発見
Nature 491, 7423
超光度超新星は、Ia型超新星よりも10倍明るい星の爆発で、ほんの数年前に見つかったばかりであり、近傍宇宙ではまれである。高赤方偏移超新星の探索で今回、赤方偏移2.05と3.90に2つの超光度超新星が発見された。これらは共に、ゆっくりと進化する光度曲線を示している。これらの発見は、理論で予測されていたように、こうした赤方偏移での超光度超新星の生成率が近傍宇宙の少なくとも10倍であることを示している。また、今回使用された探索技術によって、もっと高赤方偏移の超光度超新星を見つけられる可能性が出てきた。この赤方偏移の位置では、ビッグバン後に形成される第一世代の星の死を見ることが可能になる。
2012年11月8日号の Nature ハイライト
宇宙:太陽系近傍星に発見された地球質量の系外惑星
脳:中脳ニューロンによる報酬と忌避の調節
微生物学:海底堆積物中の細菌が作り出す生きた送電線
生化学:タンパク質の折りたたみをもっと容易に
宇宙:超光度超新星の発見
地球:極運動を抑える力
合成生物学:人工遺伝子回路の複雑性をレベルアップ
免疫:B細胞由来のインターロイキン21
細胞:DNA一本鎖上でのRecAの働き
生化学:piRNA合成におけるZucchini酵素の役割