Nature ハイライト

地球:極運動を抑える力

Nature 491, 7423

古地磁気学的研究は、地表の地形に対して地球の自転軸の極が、過去数十億年間に数回大きくかつ比較的急速に偏位したことを示している。この「真の極運動」と呼ばれる現象は振動する事象の組として時々起きるらしく、極は最終的には極運動が始まったときの位置に近い所に戻る。今回J Crevelingたちは、この真の極運動で観測される謎の振動が、リソスフェア内の弾性応力を安定させる効果の結果生じた可能性があることを示している。

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