Nature ハイライト
地球:極運動を抑える力
Nature 491, 7423
古地磁気学的研究は、地表の地形に対して地球の自転軸の極が、過去数十億年間に数回大きくかつ比較的急速に偏位したことを示している。この「真の極運動」と呼ばれる現象は振動する事象の組として時々起きるらしく、極は最終的には極運動が始まったときの位置に近い所に戻る。今回J Crevelingたちは、この真の極運動で観測される謎の振動が、リソスフェア内の弾性応力を安定させる効果の結果生じた可能性があることを示している。
2012年11月8日号の Nature ハイライト
宇宙:太陽系近傍星に発見された地球質量の系外惑星
脳:中脳ニューロンによる報酬と忌避の調節
微生物学:海底堆積物中の細菌が作り出す生きた送電線
生化学:タンパク質の折りたたみをもっと容易に
宇宙:超光度超新星の発見
地球:極運動を抑える力
合成生物学:人工遺伝子回路の複雑性をレベルアップ
免疫:B細胞由来のインターロイキン21
細胞:DNA一本鎖上でのRecAの働き
生化学:piRNA合成におけるZucchini酵素の役割