Nature ハイライト
細胞:免疫細胞運命のキュリン3による調節
Nature 491, 7425
E3ユビキチンリガーゼであるキュリン3が、核クロマチン関連因子のユビキチン化を誘導し、BおよびT細胞集団における転写や細胞運命決定を制御していることが明らかになった。キュリン3はTおよびB細胞のエフェクター細胞への分化プログラムを誘導することが知られているが、それに加えて、この今まで知られていなかった機能も、白血病やリンパ腫でタンパク質のPLZFやBCL6が発がんに担う役割にかかわっている可能性が考えられる。
2012年11月22日号の Nature ハイライト
微生物:海洋のメタン還元機構
脳:海馬での記憶固定
免疫:Treg細胞依存的な免疫寛容の調節
宇宙:冥王星やエリス並みにわかってきたマケマケの姿
物理:極性分子の光電冷却
材料:リズミカルな自己集合
化学:油–水界面における作用
神経:明暗周期の乱れがうつを引き起こす
細胞:パーキンソン病で見られる細胞核の異常
細胞:免疫細胞運命のキュリン3による調節