Nature ハイライト

電気化学:流動電池とともに歩む

Nature 505, 7482

流動電池は、従来のタイプの電池とは異なり、電気活性成分が電池それ自体の外に流体の形で保持されるため、どんな量のエネルギーでも貯蔵可能となる。従って、流動電池は、風力発電や太陽光発電などの断続的な電力源の出力を安定化する手段の候補として注目されている。しかし、大抵の場合、そうしたシステムには、電気活性物質の存在量と価格という大きな制限がある。これを克服するために、B Huskinsonたちは安価な非金属汎用化学薬品を利用した水系流動電池を開発した。この電池には、化学薬品の設計を通じて重要な電池特性を調節できるという別の利点もある。

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