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免疫:芳香族炭化水素受容体は抗菌にも関わっている

Nature 512, 7515

芳香族炭化水素受容体(AhR)は、環境毒素や自己由来の分子、食餌の成分を認識することが知られているが、細菌に対する自然防御系の構成分子でもあって、肺に感染する病原体が産生する色素性毒性因子の直接的センサーとして機能することが今回明らかになった。細菌由来のリガンドがAhRに結合すると、負のフィードバック回路を介してリガンドの分解が促進され、さらにサイトカインやケモカイン産生が増強される。AhRを欠損するマウスは、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)および結核菌(Mycobacterium tuberculosis)の両方に対して高い感受性を示した。

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