Nature ハイライト

宇宙:古典的な白色矮星爆発である超新星2014J

Nature 512, 7515

宇宙論の「標準光源」であるIa型超新星は白色矮星の熱核爆発から生じ、爆発の際には、壊変してコバルトや鉄になる放射性ニッケル56を大量に放出すると考えられている。今回、Ia型超新星SN 2014Jから生じたコバルト56のγ線輝線を初めて検出したことが報告された。観測されたスペクトルは、十分に質量があるため不安定になり重力崩壊を起こす白色矮星爆発という古典的モデルとおおむね一致するが、より複雑な合体シナリオを除外するわけではない。

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